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【宝塚歌劇団】祝100周年!ファンを魅了し続けるその秘密は?

  • [レポート]

宝塚歌劇団は今年100周年!
なぜ、そんなに続いてきたか。
その秘訣に近づいてみたいところです。

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今回は、元タカラジェンヌの赤司奈美さんにお話を聞くことができました。
赤司さんは現役時代雪組に在籍して白樺湖夕のお名前でご活躍。
現在は宝塚でネイルサロンを経営されています。
役者さんの舞台のためのネイルも手がけることがあるそうです。

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★音楽学校入学まで★

「私は長野県の出身です。
実は小さいころは、宝塚のことを知りませんでした。
バレエをやっていて、たまたま通うようになった教室の先生が元タカラジェンヌの方だったのです。

その教室で東京へタカラヅカを観に行く機会があり、その舞台に感動してタカラヅカを目指しました。
演目は『ベルサイユのばら』で、涼風真世さんや天海祐希さんが出演されていた舞台です。

受験のほうは、2度の挑戦で無事合格できました。
1回目の受験のときは周りが見えていたのですが、2回目のときは試験当日のことを全然覚えていなくて(笑)」

 

2回目の受験のときは、究極の集中状態にあったのかもしれませんね。
こうして約48倍の狭き門をくぐって、赤司さんは宝塚音楽学校に入学しました。

 

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★宝塚音楽学校時代★

宝塚音楽学校へは2年間通います。
1年目は予科生、2年目は本科生と呼ばれるそうです。

 

「予科生の時代は、本科生の指導の下ひたすら耐える時期でした。
その中でもお掃除がハードなことは有名かもしれません。

また、いろんなルールがあってそれらを守るだけでも大変でした。
私は、朝に学校の門を開ける係でしたので、誰よりも先に行って門を開けなければいけません。

でも、本科生と予科生では同じ道を通ってはならないというルールがあり、本科生よりも寮から先に出てはいけないというルールもありました。
ですので、毎朝寮の階段のところで待ち、本科生が寮を出た気配を察知したら、予科生が通っていい道を走って本科生を追い抜いて門を先に開けるのです(笑)

理不尽といえば、たしかにそうかもしれません。
ただ、おかげで根性だけは身についたと思います(笑)

そんな時期を一緒に過ごした同期の結束は今も強いものがあります。
一言でいうと戦友ですね」

 

現在の宝塚音楽学校のルールなどは、当時よりも緩やかになっているようです。
このあたりは世の中の流れと同様、こちらも例外ではないようです。

 

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★歌劇団へ入団、そして引退へ★

「音楽学校を卒業すると、歌劇団へ入団します。
そして同期生全員で初舞台を踏み、口上やラインダンスを披露します。
その後、所属する組(花組や月組など)に割り振られました。

それまでの音楽学校の頃とは大きく変わり、脈々と続く伝統の中に自分が立つことに身が引き締まる思いでした。
でもやはり、劇団員になってもルールは厳しかったですよ。
先輩への挨拶のやり方などもきまっていて、一字でも間違えるとやり直しだったり。

私は性格上、どうしても先輩方へ気兼ねしてしまう面がありました。
先輩の前でも物怖じしないで、自分を出せる子がスターへ登っていったと思います」

 

なお、入団後は研究生と呼ばれ、当時は7年目まで阪急電鉄の社員扱いだったそうです。

 

「私は6年で引退しました。
実力だったり、自分の性格などから『ここまでかな』と考えました。

辞める動機としては、結婚の場合もありますが、トップスターになるという夢が叶えられなかった時点で辞める人も多いかと思います。
やはり多くの人はトップスターを目指してがんばってきたのですから。

引退後、私はネイルの道で起業しましたが、起業をしている元ジェンヌは少数派ですね。
引退してもタカラヅカと関われていることは幸せです」
 

 

今回赤司さんから話をお聞きして、トップを頂点とし、みんながそこを目指すことの凄味を感じました。
それが観客を熱狂させる力になっていることは間違いないはずです。
タカラヅカという本当に特別な世界の存在を感じました。

 

「夢の中の世界ですから。 ある意味で特別な世界に生きる人にしか、あの舞台は作り上げられないでしょう」

こんな赤司さんの言葉が印象的でした。  

 

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いざ観劇へ★

赤司さんのお話をお聞きし、本物の舞台を体験してみたくなりました。
しかし、僕のようなオッサンが乙女の園に足を踏み入れるには、まだ不安が残ります。
そんな僕に、赤司さんの旦那さまが魅力を教えてくれました。

 

「神戸生まれの割に初観劇は遅く、妻のことを知ってからでした。
行ってみると、音楽はフルオーケストラで演奏されて本格的ですし、話の展開は起承転結がハッキリしててとても楽しみやすいですよ。

周りが女性ばかりで恥ずかしくないか、といえば・・・どうでしょう。
私は慣れました。
演目が偉人伝のときなどは男性の観客も多いですね」
 

 

さらに、男性目線からのこんな言葉が響きました。

 

「やはり娘役の女性の所作の美しさが、なんといっても。
日常では触れ合うことができない可憐さがあります」

 

なるほど!!

そんなお話を聞いた僕は、
「タカラヅカを観たあとで家に帰ってウチの嫁を見たら、現実にガッカリしてしまいそうですね」 などと、調子に乗って話しをしていました。

そこで、赤司さんからきつい一言。

 

「それは女性も同じですから!
美しい理想の男性を見た後に、自分の旦那さんを見たら(笑)」

 

・・・言葉を失いました。
なかなかにしてタカラヅカは罪な存在です。  

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(おわり)

 

 赤司さんのサロンはこちらです!

CREA The Salon
0797-84-4727
Http://www.crea-nail.com

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BB編集部だより

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