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地元から離れていることが武器になる!【信州若者1000人会議】

  • [レポート]

“カムバック サーモン”
川で育ったサーモンが海原に出て再び川に帰ってくるように、
地元を離れ都会で刺激を受けた若者が再び地元に戻ってくる。

そんなスローガンを掲げ、
地元信州をより良いところにすべく活動している
「信州若者1000人会議」という団体があります。

 

長野県から東京には多くの若者が流出していますが、
その現状を逆に強みにできないかと考えたのが
団体が始まったきっかけ。
地元を離れているからこそできることを
同じ地元の者どうしが集まってやっていこうと思い立ったのです。

団体名に「会議」という名前がついていますが、
実際、昨年東京のヒカリエで行われた「信州若者1000人会議」では、
信州出身の大学生や若手社会人を中心に約700人が集まり、
信州の未来について話し合われました。

 

若者会議

 

しかし、そうした会議だけでなく、
東京にいる信州出身の若者は地元の課題を何とかしようと、
実際に現場に出て様々な活動を行っています。

たとえば、
信州出身の大学生が
将来に不安を抱える地元の高校生のためにキャリア支援を行ったり、
信州の面白い情報を発信する会報誌を作成したり、
地元の企業の経営者と食事をしながら
事業内容や信州で働くことを考える『信州社長食堂』など、
その内容はさまざま。

信州の農産品や特産品を
都会で販売するマーケットなども実施しています。

 

———————————————————————–

 

今回は「信州ずくの市」というイベントに行き、
実際の活動現場を取材してきました。

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このイベントは、信州若者1000人会議が
長野県からの委託を受けて行っているもの。

場所は高田馬場駅。
たくさんの人が行き交う1等地です。
ここで5月26日(月)〜31日(土)の6日間、
毎朝信州から送られてくる新鮮なアスパラを販売します。

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今回のイベントの目的は、
美味しい信州産アスパラを東京に広めること。

現在こそ長野県はアスパラの全国収穫高が3位ですが、
2005年まではずっと1位でした。

長野県アスパラ全国1位を奪還すべく、
信州若者1000人会議を中心に
東京に住む信州出身の若者たちが立ち上がったのです。

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「太いアスパラがオススメですよ」
「先がシュッとなっているものが美味しいですよ」

生産者に代わって
信州出身の若者たちが必死に信州産アスパラをPRします。

 

ここでスタッフの学生さんに少しお話を伺いました。

 

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▲現在大学3年生の石坂祥子さん。去年から信州若者1000人会議に
参加しているそうです。

 

-なぜ信州若者1000人会議に入ろうと思ったのですか?

もともと地元のために何かしたいと思っていたんです。
できれば同じく地元を愛する仲間と活動したいと思っていたところ、
この団体に出会いました。
こうして地元のために活動できるのはすごく嬉しいです。

 

-将来は長野に戻る予定ですか?

はい、長野で就職したいと思っています。
やっぱり地元が好きなので!

 

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お客さんの中には長野出身の人もいて、
地元話に花が咲くこともあるのだとか。

目をキラキラさせて
地元の産品について一生懸命に話す姿を見れば、
そりゃもう買わずにはいられませんよね。

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そしてこの会場に来て気づいたのは、
とにかくレイアウトや商品の見せ方が上手いということ。
行政が実施する物産展ではまず考えられません。

それもそのはず、
このデザインを手がけたスタッフさんは
もともとは都会でインテリアデザインの仕事をしていたんだとか。
現在は長野に戻り、地元のために活動しています。

 

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▲地元である長野県上田市にUターンした宮嶋絵美子さん。
今回のレイアウトもすべて宮嶋さんが手がけています。

 

都会で身につけたノウハウを
地元に戻り、地元のために活かす。
まさに「カムバックサーモン」です。

 

また、こうした地元産品を販売する活動は、
学生自身に地元を考えるきっかけを与えることにつながるのだとか。
活動を通して、自分がいかに地元を好きかということに気づき、
将来地元に戻っていく若者も少なくありません。

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▲今回のイベントではアスパラだけでなく、さまざまな信州の特産品も
販売されていました。

 

都会という海原に放たれた若者たちが、
多くの学びや仲間や刺激を受けて大きく成長し、
生まれ育った故郷に帰って
そこをもっと豊かな場所にしていく。

信州だけでなく、
こうした「カムバックサーモン」の動きが
全国で見られるようになればいいですね。

 

ちなみに今年の信州若者1000人会議は
2014年6月28日にヒカリエで行われます。
信州出身の方、ぜひご参加を!!

https://www.shinshu1000.jp/2014/semi/5521/

 

 

BB編集部だより

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