継げる.ocm 継承メディア BUSINESS BATON

女子高生がつなげる~地域の伝統食を未来へ~

  • [レポート]

親から子、子から孫へと受け継がれていく郷土料理。

ほかの地域だと考えられないような料理もあって、
地元の食べ物ネタで、なんだかありえないくらい
場が盛り上がる なんてことも、
お酒のはよく見られる光景です。

 

しょうゆ豆
私のふるさと香川県の郷土料理「醤油豆」。
全国でも香川だけと知った時の 衝撃は今でも忘れられません

 

そんな郷土料理も、
今では 最近は冷凍食品やコンビニ弁当、
スーパーのお惣菜などと
取って代わられた場合が多いのではないかと思います。

人の食の好みにも流行がありますしね。

今回は、そんな地域の伝統食を
もう一度取り戻すべく活動している高校生のお話。

まぁなんせピチピチですよ(笑)

 

舞台は気仙沼。
被災地ではみんなが街のために何ができるだろう、
と必死に頑張っています。

 

i.club

 

そんな子ども達に街を考える
きっかけを与えてあげているのが、
i. club」 という団体です。

若者の地域離れといった問題を解決するため、

・地域の高校生が地元の良さを理解する機会
・地域の高校生が、学校そして世代の枠を越えたつながりを持つ機会
・高校生が自らの力で新しい価値を創造する方法を学ぶ機会

という3つの価値を、教育プログラムを提供しています。

 

言ってみれば、課外活動。

地元をどうすればよくなるか自分たちも考えよう!
大人には任せてらんないし!!

と高校生たちが張り切って活動しているんです。

 

i.club2

 

そんな気仙沼の高校生たち、
「食」という観点で、
新しい気仙沼を発見できないかと考えました。

気仙沼といえば新鮮な海の幸。
魚といえば刺身。 これが定番です。
刺身

 

でも生ものだと観光客の人は
お土産に持って帰れないんですよね。

そこで悩むお客さんも多いんです。

結局わかめとかの乾物か、
佃煮とかの加工品を買うしかなくて。

こんな言い方もいかがなものかとは思うのですが、
生もの以外だとパッとするものがない・・・。

 

そこで高校生たちは考えた!

日持ちする魅力的な商品を作ろう!!

 

目をつけたのはドライフード

実は気仙沼は戦前ドライフードが盛んだったんです。
フカヒレもドライフードですしね。
乾き物。

しかし、戦後から魚は刺身の方が
いいっていう流れになってしまって、
ドライフードの文化が失われていったのだとか・・・。

様々なドライフ-ドの中から高校生たちが選び出したのは、
「なまり節」 というカツオの干物でした。

 

なまり節

 

素材の風味がすごく感じられ、
ダシにも使えるこのなまり節。

刺身やタタキとはまた違った味わいを楽しむことができます。

日本酒にピッタリ♪

おじいちゃんやおばあちゃん世代には馴染み深いけど、
お父さんお母さん世代くらいからあまり食べなくなり、
高校生たちはほとんど食べたことがなかったのだとか。

でも初めて食べたなまり節に、
「カツオうまー♡」
と思わず言ってしまった高校生たち。

かなり気に入ったそうです。

 

1277712_541036352642513_1024083995_o

 

ぜひこれを若い人たちにももっと食べてもらいたい!!
みんなになまり節がもっと身近になって欲しい!!

 

そうした想いから、
なまり節を使った商品開発が始まりました。

なまり節を作る会社は、
昔はたくさんあったけれど今は地域で3社のみ。

高校生たちがお話を伺った生産者の昆野さんも、
80歳近くの方でした。

 

昆野さん

 

なまり節に対する想いを生産者の方から聞く高校生たち。

「なまり節本来の良さをいかした商品を」
という生産者の想いに応えられるように、
長い時間かけて新商品のコンセプトを考えます。

一方で、長年なまり節を作り続けてきた想いを
高校生に伝えた昆野さん。

「自分がつくってきたなまり節を次代につなげるために、
こんなに必死になってくれる若い人達がいる。

震災後、こんなに嬉しい日はなかった

高校生の姿を見て、昆野さんもこう話していたのだとか。

 

こうして何ヶ月も試行錯誤を繰り返して作り上げたのが、
『なまり節ラー油』

 

DSC_0273

 

なまり節の出汁が、
ラー油の辛味に旨味とマイルドさを加え、
さらに、くるみで新食感が加えられたこの逸品。

若い人はもちろん、
多くの世代の人に食べてもらいたい、
という想いから、
あまり油っぽくないような工夫もしました。

これと白ご飯があればもう最強です。
1人暮らしの人にもピッタリ!

 

こうして気仙沼の伝統食材である「なまり節」を
再び生まれ変わらせた高校生たち。

しっかりとバトンを受け取り、走り切りました。

この活動をきっかけに、
“地元が好きになった”
“地元をよく知るきっかけになった”
“これからも地元のために色んなことをしていきたいと思った”
という若者がふえたそうです。

この高校生たちが街を担う世代にまで成長したとき、
気仙沼がどんなふうになっているのか、
本当に楽しみですね。

 

 

《お知らせ》

このなまり節ラー油が、
2013年11月24日気仙沼・東京同時発売とのこと。

なまり節0920

 

なまり節ラー油の特設サイトもオープンしています。
みなさん店頭で見かけたらぜひお買い求めを!!

 

また、
「この商品をぜひうちの会社やお店で販売したい!」
という方も募集しています。
地域のために取り組む高校生たちを、
みんなで応援していきましょう♪

 

2013092719004024e
「なまり節ラー油ガーリックトースト」
なまり節ラー油の旨みをいかしたガーリックトーストで、
ガーリックと粉チーズの旨みも入るので美味しいとのこと。
なまり節を加えるだけで、どんな料理も絶品になるという万能調味料です。
その他にも、こちらで様々な食べ方が紹介されています。
http://dt125kazuo.blog22.fc2.com/blog-entry-2647.html  

 

i.club のhomepageは、こちら
i.club のfacebook pageは、こちら

BB編集部だより

  • FireShot Capture 11 - 『事業承継・廃業相談室』社長交代から後継者さがし、相続、事業譲渡まで – 社長のおくりびと奥村聡が事業_ - http___syoukei-lab.com_

    事業承継・廃業相談室を開設!

    新サイトの『事業承継・廃業相談室』をオープンしました!
    子供から第三者への承継、社長の相続、廃業と・・・会社経営の出口の場面のリアルなところをお伝えできればと思っています。
    (奥村)

     

  • 12625871_675680302535743_681456829_n

    2月20日の赤穂イベントが朝日新聞に

    2月20日に開催される、僕らの「出張例会と赤穂ツアー」の紹介が朝日新聞で掲載されました。他の地域と濃く交われる機会です。参加いただいた方に何か新しいことが生まれる機会になりますように。

  • P1250557

    空き家、空き店舗について講演

    奥村は、不動産業者さんの集まりで講演をさせていただきました。「街の個性を守る」ことをお願いしてきました。どこの街も同じ風景になりつつあるなか、できるだけ今あるものを活かしていくことが大切ではないでしょうか。

  • リノベラー!書影

    小説『リノベラー』が発売になりました!

    ビジネスバトンを運営するリノベーション起業研究会の奥村聡の新刊。今回は、なんと小説です!リノベーション起業のコンセプトが生まれるまでのストーリ。自分の仕事とは、これからの社会とはを考えるかたに、ぜひ!!

  • P1010520

    継げる資源リスト

    『継げる資源リスト』を作りました。事業や店舗、技術や古家まで・・・。自分なりの仕事を作っていくための“資源”が掲載され、バトンがつながれるようになることを目指しています。掲載は無料です。継げる資源の情報をおよせください!

  • 図1

    岡山県美作で仕事づくりとに移住がテーマにイベント開催

    「自分で仕事を作れるようになる」「新しい自分の居場所をつくる」・・・こんなゴールを目指して8月29日と30日にイベントを開催します。詳しくはこちらをご覧ください!

  • IMG_6480

    ソーシェア2周年記念パーティー

    2月14日、モトマチ6丁目商店街にできたTuKuRu(ツクル)でNPO法人ソーシェアさんの2周年記念パーティーが開催されました。奥村はトークゲストとして登壇です。

  • P1010649

    神戸の岡本に小さなシェアハウスを作ることになりました! こちらのフェイスブックページに、完成までの経過と町の魅力をお伝えしていきます。岡本の上質で気持ちの良い暮らしを味わっていただきたいです。

     

  • 1408849627324

    神戸リノベーション起業研究会スタート!

    明けましておめでとうございます! 本年は『リノベーション起業』の具体的な促進に努めてまいります。事業の引継ぎや街づくりに興味のある方、1月15日の神戸でのキックオフミーティングに是非!!

  • 1418370318981

    『「他力資本主義」宣言』が出版されます!

    リベルタ学舎湯川カナの『「他力資本主義」宣言(徳間書店)』が完成!もう自己責任なんて言ってられない時代が来るから力を借り合って生きましょうという本です!奥村が企画と編集協力。書店には12月15日ごろから並びます。



徳間文庫発行『リノベラー!:司法書士・菅野文秋の会社救済コンサルティング』



ミシマ社企画編集・ソシム社発行『今ある会社をリノベーションして起業する~小商い“実践”のすすめ』


マグネットミーン
1913920_1098542950156445_1829189938657334916_n
IMG_0519_20150305235237752
PC234690